人間が長寿なのは腸内叢のおかげ

ある実験から分かること

人類が何故他の動物に比べて健康でいられるのか?
生命維持が長期に渡って行われるのか?
これは腸内の微生物が大きく関与しています
現在、私が多岐の分野において、もっとも興味が深い研究分野となるのです
以前、外国の文献ですが、無菌状態で飼育した動物と通常の状態で飼育した動物
その比較について、研究された論文がありました
腸のミクロフローラが生命に大きな役割を担う
粘膜免疫系の成長および機能にとって不可欠であると確証しました
もし、私達の腸に常在する菌が死滅した場合、どのようなことが起こりえるのでしょうか?
腸内細菌の欠如は、粘膜細胞の数、脈管質、筋肉肉厚、運動性、サイトカインの産生および消化酵素活動の縮小に繋がります
また不完全な細胞性免疫にも影響があるでしょう
ミクロフローラは、ビタミンKや葉酸や炭酸脂肪酸の産出についても重要な役割を持ちます
現在、腸の細菌叢は非常に重要な研究テーマとなっています
上記の実験については、何十年も昔の話ですが、それでもその結果については、現代でも重宝されています
ここで一つ驚くべき内容を伝えたいと思います
実際に腸にどの程度の細菌が存在するのか?
常在菌として認識されているのは、大きく分けると30種類以上の菌が生息しています
また、その数については、何兆と言えるでしょう
ただ、人類の歴史が何千年もあったのに、何故それ以上の数が生息できなかったのか?
大きな理由として、腸内の菌については、偏性嫌気性菌であるからといえます
ヨーグルトなどで菌を食べても生息できない理由の一つに、パックをあけて空気に触れた瞬間、菌が死滅するのです
最早、腸内の細菌については人類の奇跡と言っても良いのかも知れません