目標指針に腸内を

身体の状態が腸にある

あまりイメージの良くはない、おならは腸の中でどのように生成されるのか。

おならは健康な人で1日に平均10~20回程度体外へ排出され、
一度の排出量では400~1500ml程度排出されるという調査結果があります。

体外に排出されるおならの成分構成は、約7割が一般的な空気とほぼ同じで、成分としては
窒素、炭酸ガス、水素、メタンガス、酸素といったもので構成されています。
これは空気を飲食物と一緒に取り込んだためです。

その他の2割は血中のガスが腸内へ出てきたもので、残りの1割はインドール、スカトール、硫化水素で、
腸内のくびれにたまった食べカスが腸内細菌によって分解されて発生するものです。
おならのくさい臭いというのはこの1割の成分によるものです。

元々日本人は欧米とは違い菜食の比率が少し高いため、発酵型のおならが出ますが、
肉好きで肉食傾向の強い欧米タイプの人は、動物性蛋白質の食べカスが腐敗して出来る腐敗型のおならが、
出ます。

肉食の比率が高いとどうしても腸内の悪玉菌が増えてしまい、
その悪玉菌によって臭いの強い腐敗臭のするおならが出てしまうのです。

悪玉菌が増えてしまうと、便秘になったり、下痢になったり、おならが異常に出てしまったりと、
人間の体にとっては良くないことばかりなので、日本人に合った食生活を目標に食生活を改善することで、
健康な体を維持できることにもなります。

このことからもおならは健康のバロメーターであると言えるのです。

おならを人前で堂々と出すのは、なかなか後ろめたいものですが、実はおならを出すことを我慢することよりも、
実はおならを我慢しない方が体のためには良いのです。

おならを出すことを我慢してしまうと、腸内のガスが体外へ排出されないまま、たまったままの状態になり、
その排出されないガスが、腸壁から血中に入っていき、皮膚から排出されることになり、
その結果体臭が臭くなったり、肌トラブルの原因にもなります。

また、肺へ排出されると口臭の原因にもなります。

せっかく体が腸内のガスを体外へ排出したいのに、血中に舞い戻ってきてしまうことで、
内臓器官へ負担がかかるといった悪循環に陥ってしまいます。
そのため、内臓への負担増になり疲れやすい体質になってしまいます。

またさらに、おならを我慢するという行為を繰り返していると、おならが自然に出せないことに対するストレスになり、
おならを我慢しなければという思いが強すぎると、人前に出ていくのが怖く感じてしまうおなら恐怖症になりかねません。

そのおなら恐怖症によりさらにストレスを感じてしまい、
ストレスによる過敏性腸症候群(IBS)ガス型に発展してしまう可能性が出てきます。
こうなると自分でおならを出す出さないのコントロールがうまくできにくくなります。

出来るだけおならを我慢することを避け、人前で出来なければ、人のいないところでおならを出す、
臭いおならのあまり出ない食習慣にするなどといった改善が必要になります。